前回の記事ではグレーチングの水路の右側の谷を進みました。
今回は、左側を進んでいきます。
あれ?上り坂で水の流れは無いように見えます。
が、写真右側の笹の奥は、段丘崖となっております。
近代美術館の部分は土を盛っていますから、現在は窪地です。
崖下が水路跡、もしくはこの盛土下部位に水路があったと思われます。
痕跡としては、この段丘崖だけが名残でしょう。
段丘の向こうには中村彝のアトリエがあります。
近代美術館裏の道を進むと県民文化センターです。
水路の面影は全くありません。
しかし昭和30年代の空中写真を診てもらうとこんな感じです。段丘崖を切り開いで作られた県民文化センター。
駐車場と文化センター前の道路が段丘の境だったのでしょう。
水路はきっとこの植え込みの辺りにあったと推測しております。
茨城県立県民文化センターの住所は
水戸市千波町東久保です。
久保という地名が付くということは、
本来ここの段丘崖の付近は水が流れ窪地であったということだと思われます。
文化センター前の道路です。
撮影している反対方向は駐車場入り口ですね。
そこから県民文化センター分館方向を見てみると・・・
じゃじゃ~ん!水路発見です。と言っても、グーグルマップに出てますけどね。崖下の水路です。
ただし、文化センター駐車場の取り付け道路によって水路は行き止まりとなってしまっていますので、
現実、文化センター正面の崖下は水流が絶たれていると思われます。
人間ピラミット裏の水路はずっと奥まで伸びてます。続く。
水戸市千波町 2015年12月